この記事では、私が2021年に単元未満株投資(ひとかぶ投資)を始めてから2023年までの3年間のリアルな投資実績と私の持ち株を公開します。
財務優良な高配当株に株価が割安なタイミングを狙って購入すると、誰でもこれくらいの投資成績ぐらい出せますので、一つの目安にしていただければと思います。
この記事が、あなたが「株式投資してみたい!」と思うきっかけになれば幸いです。
2023年に元本も配当金も大幅増!
3年間の総投資額は約405万円で、約14万5千円の配当金を得ることができました。
配当金が月1万円を超えました。
2022年の配当金が約5万円だったので前年から9万円くらいの増額です。
こんなに増えた主な要因は下記2点だと思います。
- 前年2022年に投資した金額が大きかったこと
- 2023年は増配(配当金の額を増額)する企業が多かったこと
2023年の日本は、コロナ禍からの脱却の年になり企業業績が好調でした。また、東京証券取引所が株価の低い企業に対して改善を促す文書を公表したことも株高や増配につながりました!
配当利回り3.6%と権利確定日の関係
総投資額(約405万円)に対する配当金(14万5千円)の利回りは約3.6%です。
メガバンクなどの普通預金の金利が年0.001%なのでなんと3,600倍です!
利回り約3.6%は、日経平均の利回り約1.8%と比べても高い利率でした。
でも、総投資額405万円に対して少し低い利回りになってるんです。
なぜかというと、権利確定日以降に購入した株があるからです。
権利確定日と配当金との関係は、投資家にとって必須知識なのでぜひ目を通してくださいね。
配当金や株主優待を得るには、権利確定日にその株を所有している必要があります。
例えば、3月31日が権利確定日で6月に配当金が支払われる場合、4月に購入した株は6月の配当金分配の対象外になります。
多くの日本企業の配当金の分配は年2回です。配当金が1回対象外になるとその年の約半分の配当金をもらい損ねてしまうことになります。
そうなると、投資額に対してその年の配当利回りが下がってしまうというわけです。
なので、「こんなに投資したのに、私の利回り低くない?」と思った時は、権利確定日後に購入した株が多かったからかもしれません。
来年の配当金に期待しましょう!
日経平均下落時の2022年に投資額が最大
投資総額約405万円に対して評価額はプラス115万円の520万円となりました。
評価益率は28.6%です。
これは3年間で元本が約1.3倍になったということです。
実際に現金化する際には税金がかかるので少しリターンは落ちます。
この好リターンの要因は、日経平均が下がり多くの株が割安になった2022年に多く買ったことにあると思います。
各年の投資額は下記のとおり2022年が最大でした。
- 2021年 約103万円
- 2022年 約222万円
- 2023年 約80万円
読者のみなさんもぜひ、割安なタイミングを狙って投資してくださいね。その後の高いリターンが期待できますよ。
割安なタイミングをチェックするにはYahoo!ファイナンスのポートフォリオを活用するのがおすすめです。
私が日頃から活用しているアプリです。
こちらの記事で活用方法を分かりやすく解説していますのでぜひチェックしてみてください。
売らずに買い増しが基本
保有銘柄数(企業数)は30数社でほぼ横ばい、保有株数は大幅に増加しています。
私は、購入した銘柄を売らずにコツコツと買い増しすることを投資の基本としています。
ひとかぶ投資を始めた頃は、高値で売って安値で買い戻す投資法を試みたことがありますが、早々にやめました。
その理由は下記のとおりです。
- 株価のチェックに時間を取られる割にあまり利益が上がらなかった
- 安値で買い直そうと思ったのに、売った時よりさらに値上がりしてしまった(むしろ売って損した)
安値で買って高値で売るのが株式投資の基本とよく言われますが、実体験から投資初心者が短期間でこの手法で利益を出すのは難しいように思います。
私は読者の皆さんにはおすすめしないです。
それから、私はひとかぶ投資で投資に慣れてきたら単元株(100株)で株式投資をするようになりました。
単元株で購入した銘柄はこの表の中に含まれていないことが、銘柄数があまり増えていない要因でもあります。
ハイテク株をスパイス程度に保有
私の持ち株は高配当株がメインですが、スパイス程度にハイテク株も保有しています。
日経平均が上昇した時、半導体やIT企業などの値がさ株(株価が高い銘柄)の寄与度の高さが話題になりますね。
例えば、「東京エレクトロンとソフトバンクグループ2社で日経平均が○○円上昇した」などのニュースを見るとやはり気になってしまいます。
なので、少しハイテク株も所有しています。
東京エレクトロン(8035)は6株持っています。
ひとかぶ投資だと、値がさ株も1株から購入できます!
投資を楽しみながら継続するには、お好みで気になる銘柄をトッピングすることもいいんじゃないかなと私は思います。
ソフトバンクグループ(9984)は15株持っています。
ただ、ハイテク銘柄は高配当銘柄よりも値動きが大きいです。そして配当利回りが低いことが多いです。
私には半導体企業1社に集中投資して大損した投資初心者の知り合いがいます。くれぐれもご注意ください!
持ち株を紹介します
これが2023年12月末時点での私の持ち株です。
すべてひとかぶ投資でコツコツ購入しています。
中には全く配当金がない銘柄もあります(さて、どれでしょう?)。
保有株数は1株から240株までさまざまです。
コード | 名称 | 業種 | |
1 | 2124 | JAC Recruitment | サービス業 |
2 | 2158 | (株)FRONTEO | サービス業 |
3 | 2169 | CDS(株) | サービス業 |
4 | 2391 | (株)プラネット | サービス業 |
5 | 2393 | (株)日本ケアサプライ | サービス業 |
6 | 2670 | (株)エービーシー・マート | 小売業 |
7 | 2914 | JT | 食料品 |
8 | 3597 | (株)自重堂 | 繊維製品 |
9 | 3763 | (株)プロシップ | 情報・通信 |
10 | 3861 | 王子ホールディングス(株) | パルプ・紙 |
11 | 4042 | 東ソー(株) | 化学 |
12 | 4452 | 花王(株) | 化学 |
13 | 4502 | 武田薬品工業(株) | 医薬品 |
14 | 5020 | ENEOSホールディングス(株) | 石油・石炭製品 |
15 | 6073 | (株)アサンテ | サービス業 |
16 | 6087 | (株)アビスト | サービス業 |
17 | 7751 | キヤノン(株) | 電気機器 |
18 | 7921 | (株)TAKARA&COMPANY | その他製品 |
19 | 7995 | (株)バルカー | 化学 |
20 | 8001 | 伊藤忠商事(株) | 卸売業 |
21 | 8031 | 三井物産(株) | 卸売業 |
22 | 8035 | 東京エレクトロン(株) | 電気機器 |
23 | 8058 | 三菱商事(株) | 卸売業 |
24 | 8306 | (株)三菱UFJフィナンシャル・グループ | 銀行業 |
25 | 8316 | (株)三井住友フィナンシャルグループ | 銀行業 |
26 | 8591 | オリックス(株) | その他金融業 |
27 | 8593 | 三菱HCキャピタル(株) | その他金融業 |
28 | 8725 | MS&ADインシュアランスグループホールディングス(株) | 保険業 |
29 | 8766 | 東京海上ホールディングス(株) | 保険業 |
30 | 9142 | 九州旅客鉄道(株) | 陸運業 |
31 | 9432 | 日本電信電話(株) | 情報・通信 |
32 | 9433 | KDDI(株) | 情報・通信 |
33 | 9436 | 沖縄セルラー電話(株) | 情報・通信 |
34 | 9983 | (株)ファーストリテイリング | 小売業 |
35 | 9984 | ソフトバンクグループ(株) | 情報・通信 |
36 | 9986 | 蔵王産業(株) | 卸売業 |
まとめ
この記事では、ひとかぶ投資を始めた2021年から2023年までのリアルな投資実績と私の持ち株を公開しました。
- 総投資額(約405万円)に対する配当金(14万5千円)の利回りは約3.6%
- 3年間で元本が約1.3倍
という実績は、ほぼ初心者から始めた割には好成績だったと自画自賛しています。
これぐらいの成績は財務優良な高配当株に株価が割安なタイミングを狙って購入すれば誰でも達成可能です。
日経平均が下がった時が買い増すチャンスです。
ぜひ、皆様もひとかぶから高配当株投資を始めてください。
配当金を得ることで、あなたの人生が今よりも輝くことを願っています!