単元未満株の持ち株へのTOBは、今までに1度経験があります。
この記事ではその際に私がどうしたかについて書いていきたいと思います。

どうすればいいのか分からずいろいろ調べたのを覚えています。
この記事を執筆した理由は、保有銘柄の1つ芝浦電子(6957)へのTOBが発表されたからです。
以前TOBが発表された時、私はしばらく様子見して市場で持ち株を売却しました。
TOB(株式公開買い付け)を学んだのはドラマ「ハゲタカ」
TOB(株式公開買い付け:Takeover Bid)は、企業の株式を市場外で一定の価格と期間を提示し、不特定多数の株主から買い集める方法です。
これにより、企業の経営権を取得したり、影響力を強めたりすることができます。
私がTOBとは何かを知ったのは2018年にテレビ朝日で放映された綾野剛主演の「ハゲタカ」というドラマでした。

私がひとかぶ投資を始める前のことです。
原作は真山仁氏の『ハゲタカ』『ハゲタカⅡ』です。
シリーズは全5冊ありますが、ドラマ化されたのは1と2のみです。
2007年にNHKで放映された同名のドラマと原作は同じで、10年間の時代背景の変化を取り入れてテレ朝版ドラマとしてリメイクされたといったところでしょうか。

NHKドラマが国内外で様々な賞を受賞していたので前から気になっていました。
余談ですが、本を安く読む方法をお伝えします
この記事の中で書籍を紹介しているので、ついでに書籍を安く読む方法をお伝えします。
次の方法です。
- 公共の図書館で借りる
- Amazonで古本を買う
- メルカリで古本を買う
- 読んだらメルカリで売る
- Kindle Unlimitedを利用する

「メルカリで買う」以外は、実際に自分でもやっている方法です。
公共の図書館だと無料で本を借りられるので、まずこちらで探しましょう!
購入した書籍は読み終わったらメルカリで簡単に出品できますし、街中にある中古書籍の買取店より高く売れるのでおすすめですよ。

フェルミ漫画大学などのYouTube動画も本の概要を知るのによい方法だと思います。
私は最近メルカリを使い始めたので本を売ったことはあるのですが、まだ買ったことがありません。Amazonにない本がメルカリにあったり、Amazonより安く売っていたりするので今後はメルカリでも購入すると思います。
Kindle Unlimitedは月額980円で多くの書籍が読み放題なので私も愛用しています。
この記事で紹介している「ハゲタカ」のTV版がKindleUnlimitedの対象になっていますよw
公式サイトへのリンクはこちらです。最大3ヶ月99円キャンペーンの対象になるかもしれないのでチェックしてみてください。

Kindle本はスマホでも読みやすいですよ。
ドラマ「ハゲタカ」はTOBの本質を学べる良作!
「ハゲタカ」ではTOBにまつわるこのような内容が盛り込まれており見どころ満載です。
- 敵対的TOBのリアルな攻防(投資ファンド vs 企業経営陣)
- 買収防衛策の実例(ポイズンピル・ホワイトナイトなど)
- 企業買収後の成長戦略(再生・リストラの影響)
- 政治・経済全体への影響(政府や財界の動き)

TOBの基本から実際の企業買収の流れまで、ドラマを通じてリアルに学べます。
ドラマではTOBが単なる企業の問題ではなく、政治や国の経済戦略とも関わることがリアルに描かれています。
ドラマ「ハゲタカ」でのTOBのポイント
ドラマを見る際は以下の点に着目すると、金融ドラマとしての見ごたえが増しますよ。
1 友好的TOB vs. 敵対的TOB
友好的TOB:買収される側(対象企業)と協力しながら行うTOB
敵対的TOB:対象企業の同意なしに、株を買い集めて経営権を握ろうとするTOB
ドラマでは、主人公の鷲津政彦(綾野剛)が「ハゲタカファンド」の代表として、経営不振に陥った日本企業をターゲットに買収を仕掛けます。
鷲津が行うのは、敵対的TOBが中心で、日本の旧態依然とした企業体質を変えるために動きます。
2 企業が敵対的TOBにどう対抗するか?
ドラマでは、ターゲット企業が鷲津のTOBに対して下記のような手法で対抗します。
買収を防ぐために、新株を発行して敵対的買収者の持ち株比率を下げる手法
敵対的買収を仕掛けられた企業が、友好的な企業に買収や合併をしてもらうことで、買収防衛を図る戦略
ドラマではリアルな企業防衛策が描かれ、経営戦略の深みが学べます。
外資系ファンド出身の主人公鷲津の真の目的は何か?
ぜひ一度作品をご覧になってみてください。

買収劇の駆け引きもスリリングです。
投資や企業経営に興味がある人はもちろん、経済ドラマとしても楽しめる作品ですよ。
持ち株がTOBが発表されたことを知った方法
TOBについて知る方法はいろいろなルートがあると思いますが、私が今までにTOBが公表されたことを知った方法は次のとおりです。
日経メールニュース
今回の芝浦電子のTOBを知ったのは日経新聞から届いた「日経メールニュース」でした。
会員登録(無料)してメールニュースに登録すると平日は1日3回経済ニュースの見出しが送信されます。

日経新聞は無料会員です。
日経新聞は楽天証券のiSPEEDというアプリから無料で記事を読めますよ。
日経新聞電子版(無料)の新規登録は>>>こちらから
このページを下にスクロールすると【無料会員お申し込み】というボタンがあるのでクリック、その次の画面で下の方にある【いいえ、通常の「無料会員お申し込み」に進む→】をクリックします。
Yahoo!ファイナンス
TOBが発表されると、株価が異常にはねあがります。そのような時にYahoo!ファイナンスの該当銘柄の「ニュース」や「適時開示」に関連のニュースや会社が公表した文書が掲載されます。前回のTOBを知ったのは「掲示板」でした。
文書が送付されてくる
前回はしばらくしたら「TOBに応じてくれませんか」という内容の厚い文書が送られてきました。私はその段階で市場で持ち株を売却しました。
TOBが発表されたら、しばらく様子見します
私はTOBが発表されたらしばらく様子見して成り行きを見守ります。
もし市場で売却する場合は購入と同じようにアプリで売却できます。

SBI証券と楽天証券での単元未満株の売却方法が分かるリンクがこちらです。
SBI証券の場合がこちらです。画面は「買い」ですが「売り」も同じ画面を使います。SBI証券はサイトが分かりにくいのでアプリがおすすめです。
楽天証券ではこちらに単元未満株の売買方法がまとまっています。
市場で売却する以外の方法もありますが、、、
TOBが発表された銘柄に対して株主の選択肢は3つあります。
- TOBに応募する: 公開買付者に株式を売却することで現金を受け取る。
- 市場で売却: 市場取引されている間に売却する。(私が実施した方法)
- 保有継続: 上場維持の場合には保有を続けることも可能。
単元未満株でもTOBに応募するのが可能なようですが、公開買付者の代理人の証券会社に口座を開き、株式を移管する必要があります。

手間がかかりますし、移管の手数料が発生する可能性もあります。
保有継続という選択もありますが、今までとは経営方針や株主還元方針が変わる可能性があるため動向を見極める必要があります。
TOB後に上場廃止された場合、交付された現金は確定申告の必要あり
TOB成立後には上場廃止されることがあります。
その場合持ち株は強制的に手放すことになり、相当分の現金が交付されます。
特定口座やNISA口座の保有銘柄でも非上場株式の譲渡という取り扱いになり確定申告が必要になります。

前回TOBされた銘柄も上場廃止されました。
国税庁から出ている文書がこちらです。
株式公開買付(TOB)成⽴後、上場廃止となった株式の買取りに係る所得税(株式等譲渡所得)の申告漏れ等について
確定申告するのも手間なので、TOBが成立する前に市場で売却。その後また保有したくなったら改めて購入するのがよさそうだと私は思っているところです。
まとめ
この記事では単元未満株の保有銘柄がTOBされた場合に私がどうしたかについて書いてきました。
私は今まで持ち株がTOBされたことが1度ありますが、しばらく様子見して市場で売却しました。
TOBについて学びたい場合は、ドラマ「ハゲタカ」がおすすめです。一見の価値がある作品ですよ。
持ち株が初めてTOBを発表されると、何が起きたのかわからず不安になるかと思います。

単元未満株だと単元株との取り扱いの違いがあるのかなども気になりますよね。
その際にはこのブログ記事を参考にしていただければ幸いです。