単元未満株の持ち株へのTOBは、今までに何度か経験があります。
この記事ではその際に私がどうしたかについて書いていきたいと思います。

最初はいろいろ調べたのを覚えています。
TOBへの応募は単元未満株でも単元株と同様にできるので、基本的に取り扱いに差がありません。
でも、私は今までずっとTOBへの応募はせず、市場で持ち株を売却してきました。
今後もそうすると思います。
市場で売却しないと、後々(めんどうな)手続きを取る必要が出てくるので一度どのような手続きが発生するのかこの記事で知っていただければと思います。
私がTOB(株式公開買い付け)とは何かを知ったのは、2018年にテレビ朝日で放映された綾野剛主演の「ハゲタカ」というドラマでした。
▼こちらで記事を書いていますので、あわせてお読みください。
持ち株がTOBが発表されたことを知った方法
TOBについて知る方法はいろいろなルートがあると思いますが、私が今までにTOBが公表されたことを知った方法は次のとおりです。
日経メールニュース
今回の芝浦電子のTOBを知ったのは日経新聞から届いた「日経メールニュース」でした。
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Yahoo!ファイナンス
TOBが発表されると、株価が異常にはねあがります。そのような時にYahoo!ファイナンスの該当銘柄の「ニュース」や「適時開示」に関連のニュースや会社が公表した文書が掲載されます。前回のTOBを知ったのは「掲示板」でした。
文書が送付されてくる
しばらくすると「TOBに応じてくれませんか」という内容の厚い文書が郵送されてきます。私はこの文書が来てから銘柄の売却準備を始めます。
TOBが発表されたら、しばらく様子見します
私はTOBが発表されたらしばらく様子見して成り行きを見守ります。
市場で売却する場合は購入と同じようにスマホのアプリで売却できます。

SBI証券と楽天証券での単元未満株の売却方法が分かるリンクがこちらです。
SBI証券の場合がこちらです。画面は「買い」ですが「売り」も同じ画面を使います。
楽天証券ではこちらに単元未満株の売買方法がまとまっています。
市場で売却する以外の方法もありますが、、、
TOBが発表された銘柄に対して株主の選択肢は3つあります。
- TOBに応募する: 公開買付者に株式を売却することで現金を受け取る。
- 市場で売却: 市場取引されている間に売却する。(←私はこの方法)
- 保有継続: 上場維持の場合には保有を続けることも可能。
単元未満株でもTOBに応募するのが可能なようですが、公開買付者の代理人の証券会社に口座を開き、株式を移管する必要があります。

手間がかかりますし、移管の手数料が発生する可能性もあります。
保有継続という選択もありますが、今までとは経営方針や株主還元方針が変わる可能性があるため動向を見極める必要があります。
TOB後に上場廃止された場合、交付された現金は確定申告の必要あり
TOB成立後には上場廃止されることがあります。
その場合持ち株は強制的に手放すことになり、相当分の現金が交付されます。
特定口座やNISA口座の保有銘柄でも非上場株式の譲渡という取り扱いになり確定申告が必要になります。
国税庁から出ている文書がこちらです。
確定申告するのも手間なので、TOBが成立する前に市場で売却。その後また保有したくなったら改めて購入するのがよさそうだと私は思っているところです。
NISA成長投資枠で保有している銘柄はどうする?
TOBされたのがNISA成長投資枠で保有している銘柄、私だったらやはり市場で売却すると思います。
NISA成長投資枠で保有している銘柄は売却益が非課税になります。
公開買付者の代理人の証券会社が自分が保有している銘柄の証券会社だったら、

例えば、SBI証券で保有=公開買付者代理人の証券会社もSBI証券
公開買い付けに応募しても売却益は非課税になりますが、応募するひと手間がかかります。
他の証券会社だった場合は、
NISA成長投資枠のまま応募できないので、やはり一旦市場で売却して同じ銘柄を買い直すことになります。
TOBされると株価がTOBされた価格とほぼ同額になるので、市場で売却が一番手間がなくていいと私は思っています。
まとめ
この記事では単元未満株の保有銘柄がTOBされた場合に私がどうしたかについて書いてきました。
私は今まで持ち株がTOBされたことが何度かありますが、しばらく様子見して市場で売却しました。
持ち株がTOBを発表されると、何が起きたのかわからず不安になるかと思います。

単元未満株だと単元株との取り扱いの違いがあるのかなども気になりますよね。
その際にはこのブログ記事を参考にしていただければ幸いです。