この記事では、以前公開した2025年1月末現在の高配当株ポートフォリオの56銘柄を1株ずつ購入したときの必要額や配当利回りをシミュレーションした結果について書いています。
自作ポートフォリオを作成する際に必要な資金や得られる配当の目安にしていただければ幸いです。

株価や配当は2025年2月21日(金)終値のものです。
ディフェンシブ銘柄
まずディフェンシブ銘柄の結果がこちらです。
すべての銘柄を2025年2月21日(金)の終値で1株ずつ購入したらこのような結果になります。

表の一番下の合計欄がすべての銘柄の合計額、合計配当額、配当利回りです。
24銘柄を全て1株ずつ購入すると67,000円ぐらい必要になります。
配当は2,300円(税込)ぐらいですね。

配当利回りは3.43%です。
景気敏感銘柄・その他
次に、景気敏感銘柄とその他(REIT)の結果がこちらです。
すべての銘柄を2025年2月21日(金)の終値で1株ずつ購入したらこのような結果になります。

表の下から2番目の合計欄がすべての銘柄の合計額、合計配当額、配当利回りです。
楽天証券では単元未満取引に対応していない銘柄があるので、楽天証券で購入した場合の合計額が一番下の数値です。
32銘柄を全て1株ずつ購入するには110,000円ぐらい必要になります。
配当は3,700円(税込)ぐらいですね。

配当利回りは3.39%です。ディフェンシブ銘柄よりほんの少し低いです。
楽天証券で購入できる銘柄に限ると、90,000円ぐらい必要になり、配当は2,800円(税込)ぐらいです。配当利回りは3.14%といった結果になりました。
トータルで必要な資金や配当はいくらになる?
上記銘柄をすべて1株ずつ購入したときに必要な資金や配当はこちらになります。
必要な資金(円) | 配当(税込・円) | 配当利回り(%) | |
総計 | 176,587 | 6,009.8 | 3.40% |
総計(楽天証券) | 155,757 | 5,0081.8 | 3.26% |
180,000円あれば56銘柄に分散投資でき、配当が6,000円ぐらい手に入るという結果です。
割安なタイミングと長期保有で利回りアップを
この結果からお伝えしたいことは、次の3点です。
まず1点目が、ひとかぶ(単元未満株)投資は少額で分散投資ができるということです。

180,000円は、株価1,800円の銘柄の1単元(100株)くらいの金額です。
もしこれくらいの金額を投資に回せるなら1銘柄を100株買うのではなく、単元未満株を20〜30銘柄購入した方がいいと思っています。
2点目は、タイミングを考えず56銘柄購入した結果の利回りが3.4%ということは、もっと株価が下がったタイミングを選んで購入すれば利回りはよくなるということです。
利回りがよくなるほど、少ない投資額で多くの配当が得られます。タイミングを重視する理由がここにあります。
最後の3点目は、増配する銘柄は保有しているだけで、年月が経つにつれて配当と配当利回り(簿価利回り)が上昇していきます。
高配当株は購入したら長期間ほったらかしにしましょう。

簿価利回りは現在の株価ではなく購入した時点の株価に対する配当利回りです。
- 少額分散
- 株価が割安な(配当利回りが高い)タイミング
- 長期保有
この3点を意識して、少額から高配当株投資を始めてみてくださいね。
株にはセクターローテーションや暴落があるため、今は利回りが低い銘柄もそのうち買い場がやってきますよ。

「買い場」で株を買えるように、今から準備しておきましょう。
まとめ
この記事では、2025年1月末時点での高配当株ポートフォリオ56銘柄を1株ずつ買ったらどうなるかについて書いてきました。
結果は、180,000円ぐらいで56銘柄を購入でき、配当が6,000円ぐらい、配当利回り3.4%という結果です。
高配当株投資は、
- 少額分散
- 株価が割安な(配当利回りが高い)タイミング
- 長期保有
が大切です。

配当と簿価利回りを意識してくださいね。
最後に1点ご注意いただきたいのは、
この記事では、私のポートフォリオを分散投資の事例として使用していますが、これらの銘柄の購入を推奨している訳ではありません。
セクター分散や利回りなどを参考にしていただき、皆様のオリジナルポートフォリオ作成のヒントになればという思いで情報提供しております。

少額から分散投資して、配当をあなたの”ベーシックインカム”に。